建設業法第19条の契約書チェックシート(無料Excel)
工事の請負契約書や下請契約書に、建設業法第19条第1項の記載事項がそろっているかを号ごとに確かめるシートです。「定めるときだけ」書けばよい号と、必ず書く号を分けてあるので、判定の欄で追記が要る号がすぐ分かります。
建設業法第19条の契約書チェックシートの中身(全シート)
ダウンロードできるExcelを、そのまま表示しています。上のタブでシートを切り替えられます。
| 建設業法第19条の契約書チェックシート | ||||||
| 工事名 | 契約の相手 | |||||
| 契約の形 | 確認した日 | |||||
| 「状態」には「記載あり」「定めなし」「記載なし」のどれかを入れます。「定めるときだけ」の号は、その定めをしないなら「定めなし」でOKになります。 | ||||||
| 号 | 記載事項(建設業法 第19条第1項) | 区分 | 契約書の該当箇所 | 状態 | 判定 | メモ |
| 1 | 工事内容(責任施工範囲・施工条件まで具体的に。「〇〇工事一式」だけにしない) | 必ず | ||||
| 2 | 請負代金の額 | 必ず | ||||
| 3 | 工事着手の時期と工事完成の時期 | 必ず | ||||
| 4 | 工事を施工しない日・時間帯(定めをするとき) | 定めるときだけ | ||||
| 5 | 前金払・出来形部分に対する支払の時期と方法(定めをするとき) | 定めるときだけ | ||||
| 6 | 設計変更・着手の延期・中止の申出があったときの工期と代金の変更、損害の負担、その算定方法 | 必ず | ||||
| 7 | 天災その他不可抗力による工期の変更、損害の負担と、その算定方法 | 必ず | ||||
| 8 | 価格等の変動・変更に基づく工事内容や請負代金の変更と、その算定方法(「変更しない」は不可) | 必ず | ||||
| 9 | 工事の施工で第三者が損害を受けたときの賠償金の負担 | 必ず | ||||
| 10 | 注文者が資材を提供し、機械を貸与するときの内容と方法 | 定めるときだけ | ||||
| 11 | 注文者が完成を確認する検査の時期と方法、引渡しの時期 | 必ず | ||||
| 12 | 工事完成後の請負代金の支払の時期と方法 | 必ず | ||||
| 13 | 契約不適合の責任や、保証保険契約などの措置(定めをするとき) | 定めるときだけ | ||||
| 14 | 履行の遅滞や債務不履行のときの遅延利息・違約金・その他の損害金 | 必ず | ||||
| 15 | 契約に関する紛争の解決方法 | 必ず | ||||
| 16 | その他国土交通省令で定める事項(第16号) | 省令で確認 | ||||
| 「要追記」の数 | 0 | |||||
| 国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン」は、第1号〜第15号の15項目を契約書面に書く事項として挙げています。第8号を書かない、または「変更しない」「変更を認めない」のように協議を前提としない書き方にすると、第19条第1項に違反するとされています。 | ||||||
| 契約の形の確認(ガイドライン「2-1 当初契約」) | ||||||
| No. | 確認すること | 根拠 | 済 | 日付 | ||
| 1 | 下請工事の着工前に、契約書面を相互に交付した(災害時などやむを得ない場合を除く) | 第19条第1項 | ||||
| 2 | 電子契約にするときは、相手の承諾を得て、省令の方法で交付した | 第19条第3項 | ||||
| 3 | 注文書・請書だけで契約するときは、同じ内容の約款を両方に添付し、第5号〜第15号を約款に書いた | 第19条第1項 | ||||
| 4 | 基本契約書+注文書・請書のときは、注文書・請書に「書いていない事項は基本契約書による」と書いた | 第19条第1項 | ||||
| 5 | 契約の内容を変えるときは、変更の内容を書面に書いて相互に交付する段取りにした | 第19条第2項 | ||||
| 6 | 見積書の材料費・労務費などの内訳を考慮した | 第20条第4項 | ||||
| 「済」の数 | 0 / 6 | |||||
| 建設業法第19条の契約書チェックシート | ||||||
| 工事名 | 〇〇ビル 事務所改修工事(電気設備) | 契約の相手 | 株式会社サンプル電設 | |||
| 契約の形 | 注文書・請書+下請契約約款 | 確認した日 | 2026/11/06 | |||
| 「状態」には「記載あり」「定めなし」「記載なし」のどれかを入れます。「定めるときだけ」の号は、その定めをしないなら「定めなし」でOKになります。 | ||||||
| 号 | 記載事項(建設業法 第19条第1項) | 区分 | 契約書の該当箇所 | 状態 | 判定 | メモ |
| 1 | 工事内容(責任施工範囲・施工条件まで具体的に。「〇〇工事一式」だけにしない) | 必ず | 第1条・別紙 施工範囲表 | 記載あり | OK | |
| 2 | 請負代金の額 | 必ず | 注文書 | 記載あり | OK | |
| 3 | 工事着手の時期と工事完成の時期 | 必ず | 注文書 | 記載あり | OK | |
| 4 | 工事を施工しない日・時間帯(定めをするとき) | 定めるときだけ | 定めなし | OK(定めなし) | 土日の作業は現場ごとに協議 | |
| 5 | 前金払・出来形部分に対する支払の時期と方法(定めをするとき) | 定めるときだけ | 第24条 | 記載あり | OK | |
| 6 | 設計変更・着手の延期・中止の申出があったときの工期と代金の変更、損害の負担、その算定方法 | 必ず | 第17条〜第19条 | 記載あり | OK | |
| 7 | 天災その他不可抗力による工期の変更、損害の負担と、その算定方法 | 必ず | 第21条 | 記載あり | OK | |
| 8 | 価格等の変動・変更に基づく工事内容や請負代金の変更と、その算定方法(「変更しない」は不可) | 必ず | 記載なし | 要追記 | 約款に条が無い。協議して定める旨を足す | |
| 9 | 工事の施工で第三者が損害を受けたときの賠償金の負担 | 必ず | 第22条 | 記載あり | OK | |
| 10 | 注文者が資材を提供し、機械を貸与するときの内容と方法 | 定めるときだけ | 定めなし | OK(定めなし) | 支給材・貸与機械なし | |
| 11 | 注文者が完成を確認する検査の時期と方法、引渡しの時期 | 必ず | 第26条 | 記載あり | OK | |
| 12 | 工事完成後の請負代金の支払の時期と方法 | 必ず | 第28条 | 記載あり | OK | |
| 13 | 契約不適合の責任や、保証保険契約などの措置(定めをするとき) | 定めるときだけ | 第30条 | 記載あり | OK | |
| 14 | 履行の遅滞や債務不履行のときの遅延利息・違約金・その他の損害金 | 必ず | 第32条 | 記載あり | OK | |
| 15 | 契約に関する紛争の解決方法 | 必ず | 第36条 | 記載あり | OK | |
| 16 | その他国土交通省令で定める事項(第16号) | 省令で確認 | ||||
| 「要追記」の数 | 1 | |||||
| 国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン」は、第1号〜第15号の15項目を契約書面に書く事項として挙げています。第8号を書かない、または「変更しない」「変更を認めない」のように協議を前提としない書き方にすると、第19条第1項に違反するとされています。 | ||||||
| 契約の形の確認(ガイドライン「2-1 当初契約」) | ||||||
| No. | 確認すること | 根拠 | 済 | 日付 | ||
| 1 | 下請工事の着工前に、契約書面を相互に交付した(災害時などやむを得ない場合を除く) | 第19条第1項 | 済 | 11/06 | ||
| 2 | 電子契約にするときは、相手の承諾を得て、省令の方法で交付した | 第19条第3項 | 済 | 11/06 | ||
| 3 | 注文書・請書だけで契約するときは、同じ内容の約款を両方に添付し、第5号〜第15号を約款に書いた | 第19条第1項 | 済 | 11/06 | ||
| 4 | 基本契約書+注文書・請書のときは、注文書・請書に「書いていない事項は基本契約書による」と書いた | 第19条第1項 | 済 | 11/06 | ||
| 5 | 契約の内容を変えるときは、変更の内容を書面に書いて相互に交付する段取りにした | 第19条第2項 | 済 | 11/06 | ||
| 6 | 見積書の材料費・労務費などの内訳を考慮した | 第20条第4項 | 済 | 11/06 | ||
| 「済」の数 | 6 / 6 | |||||
| 建設業法第19条の契約書チェックシート | |
| 配布元 | 建設業法フクロウ(FUKULO/合同会社商陣) https://gyoho.fukulo.com/templates/ |
| シート構成 | 「記入用」(空欄)・「記入例」(書き方の見本)・「説明」の3枚です。 |
| 使い方 | 「記入用」に工事名と契約の相手を入れ、号ごとに契約書のどこに書いてあるか(条の番号・別紙)と状態を入れます。状態は「記載あり」「定めなし」「記載なし」のどれかです。下の表で、契約の形を確かめます。 |
| 判定の付け方 | 状態が「記載あり」ならOK、「定めなし」で区分が「定めるときだけ」ならOK(定めなし)、それ以外は「要追記」と出ます。 |
| 自社に合わせて直すなら | 自社の標準の約款の条の番号を、記入例のように先に書いておくと、毎回の確認が速くなります。 |
| 気をつけること | 「定めるときだけ」の号(第4号・第5号・第10号・第13号)は、その定めをしないなら書かなくてもかまいません。逆に、定めをするなら必ず書きます。 |
| ご利用にあたっての注意 | 無料でお使いいただけます。社内での利用・改変・印刷は自由です。この様式そのものの再配布・販売はご遠慮ください。記入例の会社名・工事名・金額・日付はすべて架空です。この様式は法律の判断を代わりにするものではありません。個別の判断は、許可を受けた行政庁(都道府県・地方整備局)の窓口や、弁護士・行政書士などの専門家にお確かめください。 |
| 関係する法令等 | 建設業法 第19条第1項(契約の締結に際して、第1号〜第16号の事項を書面に記載し、署名または記名押印をして相互に交付する)・第2項(変更するときも書面)・第3項(相手の承諾を得て電子の方法でもよい)。国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン(第12版)」2-1 当初契約。 |
| 更新日 | 2026年10月24日 |
| 建設業法フクロウについて | 建設業法の決まり(見積期間・契約書の記載事項・下請代金の支払・工期・印紙税)と改正点を、チェックシートの無料Excelと解説でまとめた専門サイトです。https://gyoho.fukulo.com/ |
実際の画面:建設業法第19条の契約書チェックシートのExcel。社名・人名は架空です。印刷はA4・余白10mmに合わせてあります。
建設業法第19条の契約書チェックシートを使う場面
- 下請契約書や約款を作り直すとき、記載事項の抜けを確かめるとき
- 注文書・請書で契約している取引の形を見直すとき
- 元請から受け取った契約書を、受注する側として確かめるとき
建設業法第19条の契約書チェックシートの項目と書き方
| 項目 | 書き方 |
|---|---|
| 号ごとの記載事項 | 第1号(工事内容)から第15号(紛争の解決方法)までを1行ずつ並べ、区分(必ず/定めるときだけ)を付けています。 |
| 判定 | 状態を入れると、「OK」「OK(定めなし)」「要追記」が出て、要追記の数を数えます。 |
| 契約の形の確認 | 着工前の交付、電子契約の承諾、注文書・請書だけのときの約款の添付、変更のときの書面を確かめる欄です。 |
建設業法第19条の契約書チェックシートを使う前に確かめること
このテンプレートは、建設業法フクロウが一次資料(法令・国や自治体の手引き)を確かめて作った書式です。提出先(元請・役所)に指定の様式がある場合は、その様式が優先します。記入例の会社名・人名・金額はすべて架空です。作り方と確かめた資料の考え方は編集方針にまとめています。
建設業法第19条の契約書チェックシートのよくある質問
記載事項は何項目ですか?
建設業法第19条第1項は第1号から第16号まであり、第16号は「その他国土交通省令で定める事項」です。国土交通省のガイドラインは、第1号〜第15号の15項目を契約書面に書く事項として挙げています。
価格の変動の定めは「変更しない」と書いてもよいですか?
ガイドラインは、第8号を書かないことはもちろん、「変更しない」「変更を認めない」のように協議を前提としない書き方も第19条第1項に違反するとしています。
注文書と請書だけでも契約になりますか?
なります。ただし、同じ内容の契約約款を両方に添付するか印刷し、第5号〜第15号を約款に書くなどの要件があります。
建設業法・契約・下請の書類を、無料のExcelでそろえる
建設業法フクロウでは、建設業法・契約・下請の書類を10種類、記入用・記入例・説明の3シートつきのExcelで配っています。書き方の解説記事とあわせてお使いください。